保険の基礎知識

保険料の払込方法と猶予期間

2017/04/10

生命保険契約が成立すると保険料の支払義務が発生しますが、保険料の払込方法にもいろいろあります。また、保険料の払込みには、猶予期間も設けられていますが、この払込猶予期間は、保険料の払込方法などによって異なります。

保険料の払込方法について

保険料の払込方法(回数・経路)は契約時に選択しますが、契約の途中で変更することも可能ですが、生命保険会社や商品によっては、払込方法が決まっていて、変更できない場合があるので確認が必要になります。

1.保険料払込方法(回数)

保険料の支払方法のうち、年間の払込回数を何回にするかをいいます。(保険料払込回数ともいいます。)

月払い、半年払い、年払い 毎月、半年ごと、1年ごとに払い込む方法です。
一時払 契約時に保険期間全体の保険料を1回で払い込む方法です。
保険料前納 払込期日の到来していない将来の保険料の一部または全部をまとめてあらかじめ支払う方法です。

一般的に、月払いより半年払い半年払いより年払いなど、まとめて払い込む方法をとるほど保険料が割安です。

○保険料前納のメリット:

保険料を一定期間まとめて前納すると、保険料は生命保険会社所定の利率により、割引があります。お金に余裕があるのなら、2~3年分の保険料を前納すると、分割して支払う場合よりも保険料が少なくなりますので有利です。

2.保険料払込方法(経路)

自動口座振替 生命保険会社と提携している金融機関などで、契約者が指定した口座から、保険料が自動的に振り替える方法です。
クレジットカード払い 生命保険会社が指定するクレジットカードによる払い込み方法です。
振替送金 生命保険会社が指定した金融機関などの口座に、あらかじめ送付される振込用紙などで送金する方法です。コンビニエンスストアなどでも振込用紙を使った払い込みが可能です。
持参払い 生命保険会社に直接保険契約者が保険料を持参して支払う方法です。
集金 生命保険会社の集金人に保険料を支払う方法です
団体払い 勤務先などの団体で給与引き落としする方法です。生命保険会社と勤務先が契約していれば利用可能

一般的には自動振替による方法が行われています。保険契約者が勤務している会社が団体保険に加入していると、簡便な会社からの給与引き落としの方法もあります。

3.保険料の払込期間

全期払い 保険期間の全期間にわたって、保険料を払い込む方法です。
短期払い 保険期間より短い期間に保険料を払い込む方法です。

保険料払込みの猶予期間について

保険料の払込猶予期間とは、期日までに保険料を支払わなかった場合でも、その後の一定期間内に支払うことができれば、保険契約には一切影響がないとされる期間のことです。

払込期日を経過した後でも一定期間の猶予期間を設け、この猶予期間内に保険料の払い込みがあれば、払込期日に支払われたものとみなして保険契約は有効に継続することになります。保険料の払込猶予期間は下記のように保険料の払込方法(回数)によって異なります。

ただし、保険約款によっては払込方法による区別をしない場合もあるので注意が必要です。

払込方法 払込猶予期間
月払い 翌月の1日~末日まで
半年払い 翌月の1日~翌々月の月単位の契約応当日まで(※)。または翌々月の末日まで。
年払い 半年払いと同じ

契約応当日がその月にない場合(たとえば、応当日が「31日」で、31日がない月の場合)は、その月の末日になります。

○払込猶予期間が経過した場合

猶予期間経過後も保険料の支払いがない場合は、生命保険契約は失効します。

解約返戻金を受け取るか、復活の手続きをとって有効な契約に戻すか、いずれかの方法を選択しなければなりません。

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