保険の基礎知識

生命保険の基本タイプ

2017/04/19

保険金が支払われるタイミングによる3つの分類

現在、日本では40数社の生命保険会社が存在し、各社がさまざまな商品を販売しています。
生命保険は一見すると複雑で難しく感じますが、生命保険の商品に着目するのではなく、本質に着目すると実はたったの3つの基本タイプの組み合わせやバリエーションにすぎないのです。

1.死亡保険

死亡保険のイメージ

死亡保険とは、保険の加入者(これを「被保険者」という)が死亡したときに限り、保険金が支払われます。

この場合、保障期間(これを「保険期間」という)を被保険者の死亡時までとするものを「終身保険」といい、加入時から10年または15年とか、被保険者の60歳または70歳に達するまでというように、一定の期間に限定したものを「定期保険」と呼びます。

また、通常は死亡だけではなく高度な障害の状態になった場合にも支払われるような内容となっています。死亡保険は、通常は被保険者が受け取るのではなく、被保険者の家族が受け取ることになるため、遺族の生活保障として活用されます。

2.生存保険

生存保険のイメージ

生存保険とは、被保険者が一定の保険期間の満了まで生存していた場合に限り、保険金が支払われるもので、死亡保険とは異なり、保険期間内に死亡しても死亡保障はありません。死亡保険定期保険)の正反対の保険です。

生存保険は、満期まで生存した被保険者には貯蓄として意味のあるものとなりますが、保険期間の途中で被保険者が死亡した場合、遺族にとっては無意味なものとなってしまいます。

そのような形態の保険は受け入られ難いためか、実際には死亡保障をつけたり、定期保険と組み合わせたりして販売されています。生存保険は長生きに備える、老後に備えるものとして用いられることが多く年金保険として用いられます。

また、一定期間後にまとまった資金を用意する貯蓄の目的として使われることもあり、進学費用などを貯める目的で学資保険としても用いられます。学資保険では子供が生存していた場合、満期にまとまった保険金が得られるため大学などの入学費用を用意することができます。

3.生死混合保険

生死混合保険のイメージ

生死混合保険とは、死亡保険生存保険の2つを組み合わせたもので、被保険者が一定の保険期間内に死亡したときは死亡保険金を支払い、保険期間満了まで生存したときは満期保険金を支払うというものです。

死亡保険金と生存保険金が同額となっているものを養老保険といいます。養老保険は貯蓄型の保険として用いられますが、高い死亡保険金額を設定しようとすると、死亡と生存の両方合わせた保険料が高額となるため、家計負担が大きくなります。

生命保険の商品設計

最近では、定期保険特約付終身保険を売り止めにして、アカウント型保険の販売に力を入れている生命保険会社が多くなりました。他にも個々のニーズに合わせるため、さまざまな商品が販売されています。

同じ種類の保険でも会社によって名称が違ったり、少しずつ保障が違っていますが、もとを正せば「死亡保険」「生存保険」「生死混合保険」のどれかに分類されるということを覚えておきましょう。

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