保険商品選定ポイント

特定疾病保障保険の選び方

日本人の死亡原因ワースト3位を占める三大疾病。がん・脳卒中・急性心筋梗塞の場合に保障される保険です。

三大疾病保障保険特定疾病保障保険とも呼ばれ、がん・脳卒中・急性心筋梗塞の場合に所定の条件を満たせば死亡・高度障害にならなくても保険金が給付される生前給付タイプの保険です。

三大疾病保障保険とは何か

三大疾病保障保険は、がん、脳卒中、急性心筋梗塞の治療費を保障する目的の特定疾病保障保険で、被保険者が三大成人病にかかって所定の状態になった場合、死亡時と同額の特定疾病保険金が一括して支払われるため、治療費としてだけでなく家計を助ける費用として使うこともできます。

三大疾病保障保険には、保障期間に応じて終身型と定期型の2つのタイプがあります。終身型は終身保険タイプで、一生涯にわたって保障されます。一方、定期型は定期保険タイプで、最長80歳という一定期間の保障が受けられます。

また、三大成人病にかからなかったため、生存中に保険金を受け取っていない場合、保険期間中に三大成人病以外で亡くなっても死亡保険金が支払われます。死亡に備える保険ではなく、生きるための保険としても注目されてきています。

最近では三大疾病保障特約が登場していますので、医療保障を厚くしたい場合に付加することもできます。

なお、保障範囲が広くなるため、保険料定期保険終身保険よりも割高になりますが、保障期間を更新する定期型より終身型に加入すれば、保険料の支払総額を低く抑えることが可能となります。

三大疾病保障保険の基本事項

取扱機関 生命保険会社、保険代理店、銀行など
保障対象 三大成人病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)
保険期間 終身、 定期(10年、20年、30年など)
加入年齢 生命保険会社による
保険金 特定疾病保険金、死亡保険金、高度障害保険金
貯蓄性 一部商品に有り
メリット 生前に保険金を受け取ることができるため、高額の医療費や家族の生活費に対応できる。
デメリット 保険料は一般の保険よりも割高であることや保険金支払事由が生じた時、被保険者が自分の病名を知ることがあること。
備考 生命保険会社によって、保険金の支払事由である所定の状態の定義が異なる場合があるので、事前によく確認する必要がある。

三大疾病保障保険の検討ポイント

1.検討内容

三大疾病保障保険は死亡保障や医療保障の整っている人が、さらに保障を厚くしたい場合に加入する保険といえます。しかし、保障分野が限定されているため、保険金の支払条件が厳しくなっています。

また、定期保険終身保険に比べると保険料が割高になるので、医療保険に成人病特約を付加する方が保険料を安くすることができます。ただし、主契約の保険ではないので加入には注意が必要です。

保険期間は定期型と比較すると終身型の方が、特に60代以降の保険料を低く抑えることができます。

2.保険金の支払い条件

(1)がんの場合

保険加入後に初めてがんにかかったことを医師によって診断されることが前提になります。また、がんの種類や程度によっては保険の対象外となることがあります。

(2)急性心筋梗塞の場合

医師の診断を受けた初診日から60日経過した時点で「引き続き労働の制限が必要」と医師によって診断されたときに、保険金が支払われます。

(3)脳卒中の場合

医師の診断を受けた初診日から60日経過した時点で言語障害や麻痺などの神経学的後遺症があると医師にとって診断されたときに、保険金が支払われます。

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