保険の種類

普通終身保険と定期付終身保険

2017/03/01

終身保険定期保険を上乗せすることにより、定期保険の保険期間内の死亡についてはより高額の保障を行うことを可能にしたものが、定期付終身保険です。「定期保険特約付終身保険」というのが正式名称で、死亡した時に遺族に保険金を残すのが目的です。

特定の期間の保障額だけを高額にしたいときなどに適しています。日本で最も一般的な保険ですが、その反面一番誤解の多い保険でもあります。

特定期間における保障の高額化

子どもを持つ親は、たくさんの心配事を抱えています。その中のひとつに子どもが大人になる前に、自分にもしものことがあったらどうしようという不安は必ずあります。自分が死んでしまった後、家族のことが心配なのはあたりまえのことです。

しかし、もしもというのは、突然やってきます。先のことは誰にもわかりません。子どもが小さいうちの保障は手厚くしておきたいニーズがあります。しかし、終身保険の場合、貯蓄性は高いが、保険料が高くなってしまいます。定期保険だけでは、掛け捨てですので、貯蓄性がありません。

その2つの保険の欠点を補い合って、2つの利点を生かした保険が、定期付終身保険なのです。定期付終身保険は、終身保険定期保険を上乗せすることにより、定期保険の保険期間内の死亡についてだけは、より高額の保障を行うことを可能にしたものなのです。

普通終身保険より効率的な保障

保険種類 加入年齢 保険期間 保険金額(万円) 月額保険料(円)男性 月額保険料(円)女性
定期付終身保険 20歳 60歳払込20年定特 3,000/150(20倍型) 7,473 6,022
30歳 60歳払込10年定特 9,103 7,808
40歳 70歳払込10年定特 13,297 10,579
終身保険 40歳 60歳払込 1,000 29,350 26,400

保険金額を見てみると、定期付終身保険(3,000万円)は、普通終身保険(1,000万円)の3倍です。一方、保険料では、いずれの契約年齢でも、定期付終身保険のほうが普通終身保険よりもかなり低額になっています。

すなわち、定期付終身保険は普通終身保険よりも低額の保険料で、はるかに高額の保障を実現することが可能になります。ここに、定期付終身保険が普及した最大の理由があります。

定期付終身保険をお勧めしたい人

1.死亡時に家族の生活費を保険金で残したい人

定期保険の特約期間終了後は保証額が大きく下がりますが、終身保険のみで保障を得る場合と比較すると安い保険料で数千万円の死亡保障を確保出来ます。

2.保険料が高すぎて終身保険に入れない人

終身保険のみで必要保障額を得るのが理想ですが保険料が高いため、不足分を定期保険特約で補いたい人に向いています。

定期付終身保険をお勧めしたくない人

1.保険で貯蓄や老後資金の確保をしたい人

定期保険特約の支払いが終わった時点で終身保険を年金保険や介護保険に変更出来るというものもありますが、解約返戻金や年金保険に変更してもどちらにせよ金額は少ないので、保険で貯蓄や老後資金の確保をする目的の人には向いてない保険です。

2.一生涯変わらぬ保障を得たい人

定期保険の特約期間が終わると保険金額は数分の1~数十分の1まで減ってしまうので、一生涯変わらぬ保障が欲しい人には定期付終身保険ではなく終身保険がお勧めです。ただし、保険料は高くなります。

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