保険の種類

かんぽ生命保険について

2017/04/17

かんぽ生命保険は大正5年に創設された簡易生命保険が元の組織で国営企業でした。平成19年10月1日、日本郵政公社の民営・分社化により誕生した日本郵政グループの生命保険会社となって、独立した企業になりました。

実はこのかんぽ生命保険は保有契約数、総資産額では世界で一番の生命保険会社なのです。

かんぽ生命保険の誕生でどうなるか

1.簡易生命保険の扱い

簡易生命保険法が廃止されたため、簡易生命保険の新規契約はできません。一方、民営化前の簡易生命保険契約に係る権利および義務は、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構が引き継ぎ、その保険契約が消滅するまで管理します。政府保証も継続となります。

なお、保険金などの支払いや保険料収納等の実際の業務は、かんぽ生命保険に委託されています。

2.かんぽ生命保険の特徴

郵政民営化に伴い、かんぽ生命保険になってからはこの政府保証はなくなり他の民間の生命保険会社と同じように生命保険契約者保護機構により保護されるようになりました。しかし、加入時の医師による診査は不要で、職業による加入制限はありません。

一方で保険金額に制限があるなどの特徴は引き続き残されています。なお、加入限度額は、満期などによって契約が消滅していない簡易生命保険契約の保険金額を合算した金額になるので注意が必要です。

かんぽ生命保険の生命保険は他社のラインナップとほぼ同じですが、掛け捨ての医療保険がん保険は商品としてありません。そのかわり主契約の保険に特約として医療保障をつけることができ、入院額は最大で15000円まで特約付加ができます。

商品構成

主契約 終身保険 生涯を通じて保障が得られ、保険料の払込期間が満了した後の保障内容が異なる商品からライフプランや予算に合わせて選べる。
定期保険 保険料の負担を抑え最高1,000万円の保障が得られる。
学資保険 万一のときは以後の保険料払込が不要で学資金が予定通りに受け取れる。
養老保険 万一のときの保障と将来に向けた計画的な資産づくりの手段としても役立てられる。
特約 無配当傷害入院特約 不慮の事故によるケガで入院、手術、一定期間以上の入院をされた場合、入院保険金、手術保険金、長期入院一時保険金を受け取れる。
無配当疾病傷害入院特約 病気や不慮の事故によるケガで入院、手術、一定期間以上の入院をされた場合、入院保険金、手術保険金、長期入院一時保険金を受け取れる。
災害特約 被保険者が特約の保険期間中に不慮の事故によるケガでの死亡または所定の身体障がいに対し、特約保険金を受け取れる。

かんぽ生命保険のメリット・デメリット

1.かんぽ生命保険のメリット

安心身近で加入審査が簡単というところがあげられます。

最初にあげた安心身近という点ではかんぽ生命保険は郵便局の方が代理店として募集をしているので他の生命保険の営業と違い離職率も少なく担当の方が転勤をしてもいつも通っている郵便局なので顔を知っている人がたくさんいることも大きな利点です。

また、加入審査が簡単な告知だけというのも見逃せない点です。医師の審査がなく自分からの告知だけで加入ができるのも簡易保険の名残りでメリットの1つです。

また、どの職業でも同じ保険料なので他社で生命保険を職業で断られた人もかんぽ生命保険なら1000万円までなら加入できるのも大きなメリットです。

2.かんぽ生命保険のデメリット

診査不要で保険金リスクの高い人の保険加入を認めることで保険金支払いの可能性が高くなるため、生命保険会社よりも値段が少し高いという点があります。また、かんぽ生命保険には保険金額および年金額の制限があるため、かんぽ生命保険だけでは賄うことができない点があります。

その場合は、民間の生命保険に加入するか、かんぽ生命保険と民間の生命保険を組み合わせるなどの検討が必要になります。

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