保険料の払込方法
2017/01/23
保険料の支払いのことを「払い込み」といいます。保険料の払込方法(回数・経路)は契約時に選択しますが、契約の途中で変更することも可能です。無理なく保険料の支払いができる方法を選びましょう。
ただし、生命保険会社や商品によっては、払込方法が決まっていて、変更できない場合があるので注意しましょう。
保険料の払い込み方法
1.払込回数
払込回数は4種類あります。一時払いを「全期払い」、それ以外を「短期払い」といいます。
一時払い | 全保険期間の保険料を一括して支払う方法。【かなりの割引】 |
年払い | 保険期間中の各年に1回、支払う方法。【若干の割引】 |
半年払い | 保険期間中の各年に2回、支払う方法。【若干の割引】 |
月払い | 保険期間中の各月に1回、支払う方法でボーナス併用払いも選択可。【割引制度なし】 |
この他にも毎月の負担を軽減する頭金制度など、払込金額を調整する方法があります。
2.払込方法
払込方法としては5種類あります。
口座振替扱い | 生命保険会社と提携している金融機関などで、契約者が指定した口座から、保険料が自動的に振替えられる方法。【若干の割引】 |
団体扱い | 勤務先などの団体で給与から引去る(天引する)方法で生命保険会社と勤務先団体が契約していれば利用可能。給与は毎月発生するので、一般的には月払。【若干の割引】 |
集金扱い | 生命保険会社が派遣した集金担当者に払い込む方法。契約者が指定した集金先が保険会社の定めた地域内にある場合に利用可能。人件費がかかる分、保険料に上乗せとなるため、一番保険料が割高。【割引制度なし】 |
振込扱い | 生命保険会社が指定した金融機関などの口座に、あらかじめ送られてくる振込用紙などを用いて送金する方法。【割引制度なし】 |
店頭扱い | 生命保険会社の窓口に持参して払い込む方法。【割引制度なし】 |
保険料の払い込みを忘れたら
保険料は、払込期月内に払い込まなければなりません。つい忘れてしまった場合でも、一定期間(猶予期間)内に払い込みを完了すれば問題ありません。ところが、猶予期間を過ぎても保険料を払い込まない場合は、その契約の効力は失います。(これを「失効」といいます。)
しかし、一定期間内であれば、一定の手続きをすれば「復活」することができます。
貯蓄タイプの保険はまとめて払う
生命保険の保険料の払込方法には、先程の説明の通り、一時払い、年払い、半年払い、月払いの方法があります。同じ保障なら年払いや半年払いにするほうが、保険料を安くすることができます。
特に貯蓄性の高い個人年金保険や終身保険などは、生命保険会社によって年払いや半年払いにすると、将来の返戻率を上げる効果があります。また、保険加入の際に、全保険期間の保険料を1回で払込む「一時払い」をすることで、保険料を節約することも可能です。
こちらも、貯蓄性のある商品の場合におすすめです。