保険の加入手続は何処がよい?|手続方法毎のメリットやデメリットとは?
この記事では保険は何処で加入するのがよいのか。その加入方法について確認します。
保険に新規加入しようと考えてはいるものの、どこで保険に入ればよいのか分からないという話を聞きます。
保険会社や銀行の営業員を通じて契約するのか、それとも乗合保険代理店やインターネットを利用するのかなど、それぞれの方法について、どのようなメリットやデメリットがあるのか気になることもあることでしょう。
加入方法の違いによって、どのような影響があるのか整理していくと、どの方法がよいのか選びやすくなります。
保険に加入するために誰に相談すればいいか
保険を選ぼうと思っても、知識がなければ理想的な商品を探すのは難しいものです。
相談するにも誰に声をかけるべきか迷ってしまいます。
保険会社や銀行の営業員、乗合保険代理店、あるいはインターネットや通販なども利用できます。
また、専門的なファイナンシャルプランナー(FP)などに相談する方法もあります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、そのポイントを把握しましょう。
1.保険会社や銀行の営業員
(1)保険会社の営業員
保険会社の営業は基本的にフルコミッションといって歩合制を取っている会社がほとんどです。
保険会社の社員であるため、自社商品に関する知識が長けていますが、自社商品を販売しなければならないため、選べる商品が多くないのがデメリットです。
(2)銀行の営業員
保険に精通している人は少なく、売りたい商品を提案してくるのが基本です。
預貯金と投資信託という競合商品の中で保険を比較することが中心になり、提案してくる商品は保障を求めるというよりも、運用商品という位置づけの保険が多いです。
運用がメインで保険を利用するか比較検討するのであれば、銀行がよいのですが、保障の求める場合には不利になります。
銀行員のイメージから頼りになると感じても、基本的には営業なので、あまり信用しすぎないほうがいいでしょう。
2.乗合代理店
乗合代理店は各社の商品を扱うため、複数の保険を比較しやすく、お客さんから加入の相談を受けたとき、そのお客さんが希望する商品で最も安くすぐれた商品を案内できるというメリットがあります。
一見、お客様と販売者である代理店にとってWIN WINの理想的な関係に見えますが、中には手数料の高い保険商品を勧められることが多かったり、担当者による差が大きい等の点には要注意です。
3.ファイナンシャルプランナー(FP)
理想は信頼できるアドバイザーやFPをみつけ、有料相談を行うことです。
費用はかかりますが、専門的な知識を駆使して提案してくれます。
ただし無料の場合は販売員を兼ねており、結局は営業に終始することが多いので注意しましょう。
4.ネット・通販
ネットや通販は一番手軽ですが、結局は本人の知識や能力で結果が大きく変わります。
保険の知識は大まかな理解はできても、細かいところまで見て、数多くの商品を比較するとなるとかなりの負担になります。
自信がなければ専門家に相談したほうが無難です。
ただし、誰に頼むとしても任せきりにせず、自分で判断する目を持ちましょう。
まとめ
このように見てみると多くの保険商品を取り扱っている乗合代理店に相談して加入するのが良さそうですが、さらに誰を通じて加入するかがポイントになってきます。
販売側に都合のいい商品を押しつけてくる人はたいてい、自分が売りたいがために、一生懸命手数料の高い保険のPRを行います。
あなたにヒアリングをするとすれば、保険の設計書作成に必要な家族構成と生年月日くらいです。
あなたにとって無駄のない保険を提供してくれるかどうかを見極めるポイントは、あなたの状況や、希望に耳を傾けてくれるかどうかです。
家族がいまどのような状況なのか、今後の教育費や住まいはどう考えているのかなど保障を考えていく上で必要なことをヒアリングしてくれて、その結果に基づいてあなたにとって無駄のない保障プランを提示してくれるはずです。
このようなお客様のニーズを満たすことに注力している人は、お客さんの希望の数だけさまざまなケースを経験し、それだけ知識と経験も豊富といえるでしょう。
あなたに寄り添ってプランを考えてくれる人に巡り合うためには何度か乗合代理店に足を運ぶ覚悟が必要になります。
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この記事はエーエフコースの記事より転載しています。