保険コラム

保険の選び方とは?|民間保険の選ぶ基準は求める保障内容で考える!

この記事では民間保険の選び方を紹介します。

保険は素人では分かりにくい部分が多く、保険加入後、そのままにしている人が多いのではないでしょうか。

見直しをしようとしても、保険の選び方や考え方など、何から手を付ければよいか悩んでいる人が多いかと思います。

納得できる保険の選び方は、やはり専門家に相談するのが一番良い方法ですが、都合の良いものだけを勧めてくるのではないかという不安があります。

特に下調べもせずに相談に行くと売りたい商品を勧められるだけに終始して、不満だけが残る結果になりがちです。

自分が納得できる結果を得るには下調べが必要で、そのポイントを知り、専門家に相談することで良い結果を得ることができます。

保険の種類

一口に「保険」とはいっても、数多くの種類が存在しています。

どんな事態に備えるか、保障の期間はいつまでか、どのような形で保険金が支払われるかなど、様々なパターンがあり、それによって分類されるのです。

大きな分類として、第1分野~第3分野という区分があります。

第1分野というのは、被保険者の死亡に備える生命保険のことです。

養老保険、終身保険、個人年金保険等があり、被保険者が亡くなったときに保険金が支払われます。

第2分野は、損害保険で財産を守るための保険です。

火災保険や自動車保険、地震保険等、財産が損なわれた場合に保険金が支払われます。

ただし、これに関しては商品の購入などに際して加入を義務づけられるものがほとんどです。

火災保険や地震保険等は、ほとんどが販売者の指定なので、基本的に選択の余地はありません。

第3分野は、この折衷ともいえる形式で、保障対象は、本人の生命及びケガや病気によって損われる財産となります。

病気や怪我、介護などに対して備えることができます。

医療保険やがん保険、傷病保険などが含まれるので、それぞれ不安を感じるものに対応するように加入します。

○生命保険は大きく分けて4種類

病気や怪我のための保険 医療保険 病気や怪我に備える保険。入院や手術、先進医療等の費用を保障する。
  がん保険 がんに備える保険。がんになったときの一時金のほか、入院や手術、先進医療等の費用を保障する。
人が亡くなったときのための保険 終身保険 人が亡くなったときにかかるお葬式やお墓のための保険。「一生涯の死亡保障」を確保することにより、いつ亡くなっても費用を保障する。
  収入保障保険 一家の大黒柱が亡くなったとき、残された家族が生活に困らないようにするための保険。毎月の生活費用や教育費用を保障する。
  定期保険 特定の期間を決めて死亡保障が欲しいときの保険。借金があるのに亡くなった場合など、保険が必要なケースは限られる。
貯蓄のための保険 個人年金保険 老後のための保険。公的年金だけではカバーできない老後の資金を積み立てる。
  養老保険 教育資金や住宅購入資金など期間を決めて、お金を積み立てるための保険。死亡保険の機能も持ち、積み立て途中で亡くなった場合も、保険金として受け取ることができる。
  学資保険 子どもの将来の教育資金のための保険。高校や大学の費用を積み立てる。
  終身保険 長期的な貯蓄のための保険。一生涯の死亡保障も目的としているが、途中で解約すると返戻金が戻ってくるので、それを老後資金などに充てることもできる。
介護のための保険 介護保険 介護状態になった場合に備える保険。

生命保険を選ぶには求める保障を考える

保険はそれぞれの分野の中でも、保障対象別にさらに細かく分類があります。

それを選ぶ基準となるのは、加入者がどのような保障を求めているのかということです。

何のためにその保険に加入しようとするのかを考えれば、この分類はわかりやすくなります。

この目的に応じた保険の見分け方を考えてみましょう。

まず、被保険者の病気やケガに備えた場合、この目的で利用する保険は、第2分野の保険になります。

医療保険やがん保険、特定疾病保険等が対象になります。

細かくは商品によっても異なりますが、医療保険に特約などをつけなければ、治療期間や入院中の生活費などを保障する役割が強くなります。

がん保険や特定疾病保険、あるいは先進医療特約などのような特約をつけると、高額の医療費に対しても十分に備えることが可能です。

次に、亡くなったときに備える保険です。

仮に一家の大黒柱が死亡しても、家族が路頭に迷うことがないように加入する生命保険や収入保障保険だけでなく、葬儀費用等を保障する終身保険、借金を後に残さないために加入する定期保険など、その種類も様々です。

続いて、貯蓄のための保険で、老後の生活に備える個人年金保険や死亡保障と合わせで解約した際に多くの返戻金が返ってくる終身保険などがこれに該当します。

また、幼い子供が居る家庭については、その子の学費を守る学資保険もあります。

高校や大学等への費用が積み立てられます。

最後に、かなり限定的になりますが、介護保険というものがあります。

介護が必要な状態になると収入を得ることは難しくなり、出費がかさんでしまうものです。

そのような事態に保険で備えるタイプです。

○保険は加入目的で選ぶ

加入目的 該当する保険の種類
死亡後の配偶者や子どもの生活資金を残す 定期保険、収入保障保険 等
死亡後の子どもの教育資金を残す 定期保険、収入保障保険、低解約返戻金型終身保険 等
死亡後の葬式代・お墓代を残す 終身保険、低解約返戻金型終身保険、変額終身保険 等
子どもの教育資金を貯める 学資保険、低解約返戻金型終身保険、低解約返戻金型長期定期保険 等
老後の生活費資金を貯める(リスクを抑えたい) 個人年金保険、低解約返戻金型終身保険、養老保険 等
老後の資金を貯める(リスクがあっても運用性を高めたい) 変額個人年金保険、外貨建て個人年金保険、変額終身保険、外貨建て終身保険 等
相続時に特定の人に確実にお金を残す 終身保険(一時払い含む)等
その他の貯蓄(10~20年後) 学資保険、低解約返戻金型終身保険、低解約返戻金型長期定期保険 等

まとめ

保険の選び方は、年齢、どの保険のタイプ、求める保障内容によって変わります。

まずは求める保障を確認して、その後保険商品について調べていきましょう。

現実的に支払える額の多寡も、個人の事情で変わってきますので、実際には、一人一人が、慎重に検討すべきです。

考えをまとめて専門家に相談すれば、必要となる具体的な保険商品を紹介され、その商品について検討すれば、よい結果を得ることができるでしょう。

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この記事はエーエフコースの記事より転載しています。

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