生命保険は若いうちに入った方がお得ですか?
生命保険は万が一のときの備えなので、若いうちは、まだ保険は不要ではないかと考える人も多いと思いますが、若いうちに保険に入ることで次のようなメリットがあります。
健康的リスクは若いほうが少ないので加入しやすい
生命保険は、健康状態や既往症などの理由によっては加入できない場合があります。歳を取るごとに、病気になったりケガをしやすくなったり、良好な健康状態を維持することが大変になっていきます。
生命保険への加入が難しくなる前に、若くて健康なうちに必要な生命保険の加入や見直しをしておきましょう。
同じ保障内容でも保険料が安い
一般的に生命保険の保険料は年齢によって変わってきます。これは、年齢が高いほど病気や死亡のリスクが高くなるからで、保障内容は同じでも年齢が高いほど保険料は高くなります。
毎月の保険料の負担を抑えられる
終身タイプの保険や一定年齢で払込みが満了する保険(60歳払込満了など)など、払込期間が長期に渡るような商品の場合、年齢が若い人のほうが月々の保険料は安くなりますので、毎月の負担を抑えながら保障の確保や将来のための貯蓄が可能です。
支払総額で見ると必ずしも若いうちに加入したほうがお得とはいえない
毎月の支払保険料が一定である保険(例えば終身保険)は若いうちに入ったほうが月額保険料も総支払額も安いといえます。今は健康でも将来的に健康を害して保険に入れなくなる可能性があることを考慮すると、若いうちに入っておいたほうが有利である可能性が高いと言えます。
保険料のベースが変わる問題については、値下がりがあったり、予定利率が有利に転じるという可能性もあるため、一概には言えないのですが、健康問題については一般的に高齢になるほどリスクは高まるので、入れるうちに入ったほうがいいのではないかと思われます。
一方、更新タイプの保険(例えば定期保険)は毎月の支払保険料が更新毎に上がっていくため、払込期間が長期にわたると、支払総額が若いときから支払っているほうが多くなります。定期保険は保険料の面からみて、長期間の保障には向いていません。
定期保険は、若いうちに入ると保険料は非常に安いのですが、長期間続けていると支払総額が多くなり、終身保険に比べて不利になります。定期保険はある一時期(定期)だけの利用に限定すべき保険といえます。
加入前に、しっかり比較・検討しましょう。