掛け捨てと積立のどちらの保険がお得ですか?
掛け捨ての保険と積立の保険は、目的に応じて使い分けるのがよい保険の選び方です。どちらの商品が損であったり得であったりということはありません。双方それぞれにメリット・デメリットがありますので正しく理解して上手に活用しましょう。
掛け捨てタイプのメリット・デメリット
積み立てタイプに比べて、保険料が安いのが掛け捨てタイプの大きなメリットです。大きな保障が必要な時期だけ厚い保障を効率的に準備したい場合に適しています。
デメリットは保険料が安い分、支払った保険料はほとんどが保障費用にあてられるため、解約返戻金や満期保険金が少なくなっています。(もしくは全くありません)
1.メリット
・同程度の保障の積立タイプの保険と比較して保険料が安い
・少ない保険料で所定の保障を得られる
2.デメリット
・積立部分が少ない
・生命保険の場合、一定期間で保障期間が10年、20年など一定期間のタイプが多い
積立タイプのメリット・デメリット
積立タイプのメリットは、意識せずに積立できる点です。一般的に一時金や満期金が何歳のときに支払われるかが予定されているため、老後の資金計画を立てやすくなります。掛け捨てタイプに比べて、毎月の保険料が高いというのが積み立てタイプのデメリットといえます。
満期保険金・解約返戻金のもととなるのが毎月の保険料なので、保険料としてとらえていた費用が戻ってくると考えればお得に見えますが、支払った保険料を下回ってしまう場合もありますので注意が必要です。
1.メリット
・意識せずに毎月積立ができ、資金計画を立てやすい
・一定期間経過すると支払総額よりも多くの解約返戻金がある
2.デメリット
・同程度の保障の掛け捨てタイプの保険と比較して保険料が高い
・支払総額よりも解約返戻金が下回ることがある
保険選びはライフスタイルや、収入を考慮して慎重に選ぶ必要があります。安易に決めて途中解約ほどもったいないことはありません。満期の時期なども考慮して保険を考える必要があります。