用語集

外貨建て保険

2019/10/31

外貨建て保険とは保険料の支払い、保険金、年金、解約返戻金などの受取を外貨で行う保険です。

外貨建て保険の魅力をひとつは円建て商品と比較して、高い予定利率となっている点が挙げられます。その一方で外貨での運用であるため為替変動リスクがあり、場合によっては損失が生じる可能性があります。

為替変動リスクのイメージ

1ドル=100円のとき  100万円をドルと交換 → 1万ドル

その後

円高ドル安で1ドル=90円となった場合 1万ドル=90万円 → 10万円の損失

円安ドル高で1ドル=110円となった場合 1万ドル=110万円 → 10万円の利益

※為替手数料を含まない

外貨建て保険の特徴とポイント

個人年金保険終身保険養老保険などが販売されていますが、基本的なしくみは、外貨建てであること以外、円建て商品と同じです。

1.高い積立利率と資産分散効果が魅力

外貨建て保険の魅力のひとつは、現在、円建ての各商品と比べて、高い予定利率(積立利率)となっている点です。また、日本では、生活必需品の多くを海外から輸入しています。

外貨建て保険に加入することで、将来的な円安による輸入製品の価格高騰リスク(インフレリスク)に備えることができ、資産分散効果も期待できます。

2.確定利回り商品も、為替リスクがある

保険料保険金等の入出金を円で行う場合、円ベースでの受取額や損益が為替レートに左右されます。

ポイントは保険料の支払い時よりも、解約返戻金保険金の受取時の方が円安になっている方が有利に、逆に、円高になると不利になるということです。(積立タイプの場合には、円ベースでの保険料は為替レートにより都度変わります)

外貨ベースでは受取額が確定している商品でも、為替次第では、元本割れしてしまう可能性があるので注意が必要です。

外貨建て保険のメリット・デメリット

1.メリット

(1)貯蓄性で有利

日本の円金利よりも高い通貨するので貯蓄で有利になります。

(2)保険料が安い

高い利率で運用可能なので予定利率を高く設定することができ、その分保険料が安くなります。

(3)為替差益を得る可能性あり

満期時や解約時等に契約時より円安になっていた場合、為替差益でプラスになります。

(4)資産を分散する

保険を投資の一つとして考えた場合、満期保険金解約返戻金を外貨のまま保有して資産を分散することができます。

2.デメリット

(1)為替差益を被る可能性あり

満期時や解約時等に契約時より円高になっていた場合、為替差損でマイナスになります。

(2)為替手数料がかかる

円貨から外貨、外貨から円貨に交換する際、為替手数料がかかりますので、保険料の支払時、解約返戻金満期保険金を円貨で受け取るときに為替手数料がかかることに注意しましょう。

(3)投資の性格が強い

為替リスクが高いため、将来に受け取る金額が大きく変わるのが特徴で、円建て商品よりも商品内容がわかりにくくなっています。

外貨建て保険の利用に向いている人は?

多くの商品が一時払いで契約時にすべての保険料を支払うタイプとなっているので、まとまった金額を持っている人で円貨だけでなく、外貨資産を保有し、分散投資を考えている人に向いている商品といえます。

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