用語集

かんぽ生命保険

2019/11/10

かんぽ生命保険とは大正5年に創設された簡易生命保険が前身で、郵政民営化に伴いかんぽ生命保険が誕生しました。日本郵政グループが展開する生命保険会社です。なお、民営化により簡易生命保険法が廃止されたため、民営化以降は簡易生命保険の新たな契約の申込みはできません。

日本全国の幅広い郵便事業のネットワークを利用して保険の拡販をしています。実はこのかんぽ生命保険は保有契約数、総資産額では世界で一番の生命保険会社なのです。かんぽ生命保険の商品は他の生命保険会社のラインナップとほぼ同じです。

ただし、掛け捨ての医療保険がん保険は商品としてありませんが、医療保険については主契約の保険に特約として保障をつけることができ、入院額は最大で15,000円まで付加できます。

かんぽ生命保険の特徴

加入金額が簡易保険(民営化前に加入した保険)およびかんぽ生命保険で合計1,000万円(要件を満たせば1,300万)までと決められており、加入に当たっては医師の審査は不要で簡単な告知だけで加入ができます。

さらに職業上の制限事項がないのでどの保険者も同一条件で加入ができるのも特徴です。また万が一の際には不慮の事故の際には保険金が倍額支払われる保険金倍額支払制度もあります。

取扱商品について

死亡保障としては一生涯保障が続く「終身保険」、一定期間の保障をする「定期保険」。死亡保障と資金作りを兼ねた保険は「養老保険」および「学資保険」。老後保障として「年金保険」。この5つを取扱っています。かんぽ生命保険の特徴は、他社のような掛け捨ての「医療保険」や「がん保険」がないところです。

これらの保険に特約を付加することで、不慮の事故や病気のときの入院・手術にも備えることができます。いずれもシンプルな保障内容に設計されているので、理解しやすくなっています。

民間の生命保険との違い

民間の生命保険は、国内大手保険会社、中堅会社、外資系保険会社などにより、取扱う保険商品はさまざまで保障内容の充実度がかなり高いのは事実ですが、選択の複雑さを感じるのも否めません。保険に加入するときも、かんぽ生命保険はより簡単。

一般的に、生命保険への加入時は被保険者の健康状態の確認が必要となります。生命保険会社各社とも、募集担当者との面接に加え、加入する保険金額により医師による診査や告知を求めるというルールがあるのです。

一方、かんぽ生命保険は医師の診査を必要とせず、健康状態の告知をするだけでよいという簡易な手続きを採用しています。また、保険に加入時に被保険者の職業を問われます。

危険を伴う職業の場合は保険金を支払う確率も高くなるため、生命保険会社各社は公平性を保つため、職業によっては加入を断る、加入できる保険金額を制限して引き受けるなどの職業制限をしています。それに対して、かんぽ生命保険の場合は職業制限がありません。

かんぽ生命保険のメリット・デメリット

1.かんぽ生命保険のメリット

加入審査が簡単な告知だけであるため、医師の審査がなく告知だけで加入ができることが挙げられます。また、郵便局が代理店として募集をしているので身近にあることもメリットです。

2.かんぽ生命保険のデメリット

他の生命保険会社よりも値段が少し高めというところです。格闘家、競馬の騎手など怪我などしやすい人が加入できるように加入条件を緩くしているため、保険料が高くなります。

また、かんぽ生命保険には保険金額および年金額の制限があるため、例えば、子どもが小さく多額な死亡保障が必要な場合、かんぽ生命保険だけでは賄うことができない点があります。

その場合は、民間の生命保険に加入するかかんぽ生命保険と民間の生命保険を組み合わせるなどの検討が必要になります。

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