用語集

配当金

2019/11/19

生命保険の保険料は、過去の統計から年齢や性別ごとの死亡者数を予測した「予定死亡率」、保険事業を運営するうえで必要になる経費を予測した「予定事業費率」、資産を運用することによって得られる収益を見込んだ「予定利率」の3つです。

「死亡者数」「運用利回り」「事業費」の3つの予定率をもとに算定されています。この予定率と実際との差があり、剰余金が発生した場合、契約者に分配されるお金のことを「配当金」と言います。

配当金の額は、生命保険の契約内容や期間によって異なります。また、配当金のない無配当の保険もあり、有配当の保険に比べて保険料が安くなっています。

有配当保険と無配当保険

生命保険は大きく分けると、配当金のある「有配当保険」と配当金ない「無配当保険」に分類されます。

さらに、有配当保険は一般的には死亡保険金の支払いが想定した額よりも少なかった時に発生した差額の「死差益」、予定利率よりも高利回りで運用できた時の差額の「利差益」、予定事業費率よりも実際に使用した経費が少なかった時の差額の「費差益」を求めて、配当が計算される「3利源配当タイプ」と「利差配当タイプ」に分かれます。

無配当保険では予定死亡率、予定利率、予定事業費率を実際の経験値に照らし合わせながら極力差が出ないように設計されているため、配当が支払われません。そのため、保険料は安く設定されています。

生命保険 有配当保険 3利源配当タイプ(死差益、利差益、費差益)
利差配当タイプ(利差益)
無配当保険

配当金の受取方法

1.積立(据置)

配当金を積み立て、契約終了時または契約者のタイミングで受け取る方法で、所定の利息が付きます。満期や死亡の場合には、保険金と一緒に受け取ります。なお、途中で引き出すことも可能です。

2.保険金買増

配当金をもとに保険金を増額する方法です。

3.相殺

配当金と保険料を相殺する方法で、配当金を保険料から差し引きます。

4.現金支払

配当金を現金で受け取る方法です。

生命保険は有配当と無配当、どちらを選ぶか

支払保険料を比較すると支払金額順に 3利原配当付保険>利差配当付保険>無配当保険となります。無配当保険は配当金が無い分、保険料が安く設定されています。

配当金の金額は景気状況に大きく左右されるので「好景気でインフレ傾向にあれば、有配当保険」、「不景気でデフレ傾向があれば無配当保険」がお得と言えます。

特別配当について

特別配当とは、長期継続した保険を対象とする配当金のことです。特別配当は、「長期継続特別配当」と「消滅時特別配当」に分類されます。長期継続特別配当とは、一定の期間以上(10年以上など)継続した契約に対して支払われる配当金です。

また、消滅時特別配当とは、死亡や満期・解約などにより保険契約が消滅する際に支払われる配当金のことです。

なお、予定と実際との差により余りが生じた場合、剰余金の還元として毎年契約者に分配される配当金は、特別配当に対して「普通配当」や「通常配当」と呼び、区別することもあります。

保険選びや見直しはプロが無料で解決!

【保険見直しラボ】

保険見直しラボは全国70拠点以上ある訪問相談を主とした保険相談サービスです。

生命保険や損害保険の相談をはじめとする全てのサービスが無料です。

取扱保険会社は約30社と数多く取り扱っているからこそできる最適な保険の組み合わせをオーダーメイドで、最適な保険をカスタマイズします。

また、平均業界経験年数12.1年(2017年2月現在)のベテランコンサルタントが揃い、何度でも無料で相談できます。

さらに、過度な営業行為や失礼な対応があった場合、担当者を変更できるイエローカード制度がありますので安心です。

詳しくはこちら ☞ 何回相談しても無料!【保険見直しラボで保険相談】

-用語集