満期
2019/11/22
満期とは期限が来ることや一定の期日に達すること、またはその期日のことをいいますが、生命保険の場合、保険期間が終了したときのことを指します。しかしながら、保険の種類によって意味が微妙に異なります。
定期型の生命保険であれば10年や20年の更新の時期があり、その更新時期のことを満期といいます。その一方で養老保険のような貯蓄型の生命保険の場合、払い込みの満了の時期のことを満期といいます。
保険の見直しは満期前か満期後か
基本的に満期とは「保険期間が終了したときのこと」だといえます。生命保険の満期は、保険期間が終了する時期であり、つまり保険の見直しのタイミングでもあるのです。特に更新型の定期保険の場合には、満期時が保険の見直しのタイミングといえます。
養老保険は生死混合保険と言われる保険で、被保険者が亡くなった場合でも生存していた場合でも最終的に保険金を受け取ることができる保険です。
確実に貯蓄して死亡時の保障もあるので預貯金よりもメリットがありますが、毎月の保険料が高額になる傾向にあることと満期後には保障はなくなるということを念頭に入れておく必要があります。また、満期を迎える前に、保険の更新についてよく考えておく必要があります。
もし別の保険にかえようと思うのであれば、保険加入期間が途切れることのないようにしなければなりません。例えば、現在の保険を解約して、別の保険に乗り換える場合、満期日を迎えた後に新たな保険を探したとすると新しい保険と契約が結ばれるまではいわゆる「無保険状態」になります。
何の保障もない状態ですから、もし万が一のことがあっても、保険金を受け取ることができません。それを避けるためにも満期日を迎える前に見直しの結論を出す必要があります。
保険の見直し方法
1.保障を重視して考える場合
例えば、貯蓄性の高い養老保険であれば解約返戻金を使って払済保険に変更することができ、大きな保障を安い保険料で得ることができる収入保障保険や保険料の安い非喫煙者向けの保険などに加入し直すという方法があります。
2.保障よりも貯めたい場合
定期保険の場合は解約しても満期が来た場合でも解約返戻金や満期金は受け取れません。そして、終身保険の場合は解約返戻金を受け取ることはできても満期がないので満期金は受け取ることができません。
また、養老保険は貯蓄を重視した保険なので満期時には保険金額とほぼ同額の満期金を受け取ることが可能です。なお、終身保険は貯蓄代わりの保険として契約することも可能なので、安易に養老保険しかないと決めてしまうと毎月の保険料が家計の大きな負担になる場合もあるので注意が必要です。
保険の見直しを行う際の注意点
保険に求めるものは人それぞれ違いますし、必要になる保障も世帯や生活の状況によって異なります。現在契約している保険があるのであれば、その保険が今後も本当に必要な保障内容になっているか。改めて見直しが必要です。