保険の種類

逓減定期保険について

2017/04/17

逓減定期保険とは、時間の経過とともに保険金額が減っていくタイプの定期保険のことです。保障額が減少する代わりに保険料が安値に設定されていて、通常タイプの定期保険よりコストを抑えることができます。(ただし、保険料は固定)

逓減定期保険の商品タイプ

逓減定期保険では、保険会社によって、保障額(保険金額)が逓減していく割合(逓減率)や逓減していく仕組み(仕方)がそれぞれ異なります。そのため、実際の活用にあたっては、自分のライフプランなどに合った商品タイプを選ぶことがポイントになります。

一般的なタイプの場合、契約時の保険料が高く、最終的に契約当初の2割で落ち着くといったパターンです。この下降は保険年数が長ければ長いほど、保険金額の下降が緩やかになり、逆に契約年数が短ければ急激に保険金額が下がっていきます。

この他にも、契約更新と織り交ぜることによって、逓減定期保険そのものでは6割しか下がらない保険や、毎年一定額で下がる保険。契約から数年は満額を維持する逓減定期保険という具合に、各保険会社によって商品設計が異なります。

保険料の安さが魅力

逓減定期保険では、保障額は逓減しますが保険料の変動はありません。そして、普通の定期保険(平準定期保険ということもあります)と比べて、保険料が低額になっているのが大きな特徴です。

高額な保障額が、どうしても必要な時期もあれば、それほど必要でない時期もあります。逓減定期保険とは、ライフサイクルの変化に応じて、合理的な保障を追求したものです。活用例としては、次のようなものが考えられます。

逓減定期保険のメリット・デメリット

逓減定期保険のメリットは、通常の定期保険に比べて保険料を安くできるという点です。

通常の定期保険被保険者が万が一のことにならなかった場合に多くの保険料をムダにしてしまいますが、逓減定期保険はライフプランに合わせて必要保障額を減らすことでムダになる保険料も減らすことができます。

一方で、逓減定期保険のデメリットは、必要保障額が増えるようなライフステージの変化に対応できていないという点です。

例えば、予定していなかった子どもが産まれたり、子どもが私立の学校へ通うことになった場合など、必要な保障額が増やさなければいけないのに一定期間を過ぎると保険金が減少することになります。また、保険期間ごとの必要保障額が把握しにくいというのもデメリットの1つです。

逓減定期保険の活用例

逓減定期保険は、死亡・高度障害保障だけに絞った「掛け捨て型の保険」で、毎年所定の割合で保障額が減っていくため、無駄のない合理的な保障額を、割安な保険料で準備することができます。以下は、具体的な活用例です。

・ライフプランやライフスタイルの変化に合った無駄のない必要保障額を、割安な保険料で確保する際に活用できます。

・住宅ローンで、団体信用生命保険に加入しなくてもいいケースでは、逓減定期保険を他の保険とうまく組み合わせて効率的に活用できます。

・事業主や中小企業では、万一の場合に借入れが残らないようにするために、借入金の返済に合わせて、代表者(借入人)が逓減定期保険に加入できます。

※中小企業の場合、代表者は個人でも連帯保証人になることが多くあります。

このように逓減定期保険は、ある一定期間に、死亡保障等を合理的に確保したい場合に加入します。

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