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積立利率変動型終身保険と利率変動型積立終身保険の違い

2017/03/08

どちらも似たような名前で同じ商品のように思いますが、全く性質が異なるものです。「積立利率が変動する終身保険」なのか「利率が変動する積立終身保険なのか」という部分で大きく異なる商品となっています。

積立利率変動型終身保険

一定期間ごとに積立の部分の利率が見直されて、市場の金利の変動や資産の運用実績に応じて積立金に対する積立利率が変動し、積立利率が高くなった場合は解約返戻金保険金が増加するしくみの終身保険です。

仮に低金利になった場合であっても最低保障があり、一度増えた解約返戻金保険金は減ることはありません。

利率変動型積立終身保険

主契約(積立部分)+特約(追加の保障部分)で構成され、保険料の払い込み期間が終わると積立を原資に保障に移行する保険です。自由に保障の調整をしていくことで結果的に利率が変動するというしくみです。

保険料の支払いが終了するまで、万が一、死亡してしまった場合などがあったとしても、それまで積み立ててきた保険料に応じた分の保険金しか受け取ることができません。

一定額の死亡保障は保険料の支払いが終了してからとなります。死亡保障も付けたい場合は、特約で不足分を補う必要があります。積立部分はライフスタイルの変化に合わせて自由に保障へと移動できます。

つまり、保険料は一定にしたまま保障金額を増やすということや、または、保険料を減らして一定の保障金額は保っておくことなどが可能です。

保障内容と解約返戻金の違い

保障内容と解約返戻金から見た違いについては下表の通りです。

積立利率変動型終身保険と利率変動型積立終身保険の違い

保険の種類 保障内容 解約返戻金
積立利率変動型終身保険 契約時から生涯保障。死亡保険金(最低保障あり)と増加死亡保険金(運用結果による)。 最低保証あり。運用結果により増額。
利率変動型積立終身保険 保険料払込期間中 死亡保障なし。積立金(変動する)程度の支払。 積立金(変動する)程度。
保険料払込期間満了後 生涯保障。積立金(変動する)により保障額は異なる。 積立金(変動する)により異なり、経過期間に応じて増額。

積立利率変動型終身保険は、死亡・高度障害の保障が一生涯続く、金利変動に対応した終身保険のことです。従来の終身保険と同じく、被保険者が死亡・後遺障害になれば保険金が支払われ、解約すると解約返戻金が支払われます。

保険料のうちの積立部分の利率が市場金利に応じて変動するので、金利が上昇すれば保険金の増加が期待できる保険です。これに対して、利率変動型積立終身保険は、保険料の払込期間が終了した時点で終身保険に移行するので、払込期間中に被保険者が死亡した場合は払込保険料が戻されます。

積立部分の利率は同じく、経済情勢によって変動します。かなり複雑なしくみで、理解することが困難であるため、契約時には注意が必要です。

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