用語集

謝絶体

2019/11/16

謝絶体とは生命保険契約加入申込を行った被保険体の欠陥の度合が高く、契約可能体でないもののことを指します。広義では再診体も含まれますが、狭義では再度申込をしても契約可能性のない非保険体を指します。

環境査定と医学査定

生命保険会社は健全な経営を行うため、契約する際に生命保険の対象として被保険者(保険をかけられる人)の危険度に応じて保険料を決定します。この危険度を査定する方法として、「環境査定」と「医学的査定」があります。

環境査定とは、主に被保険者の職業によって契約内容を決定する査定方法のことです。職業病や事故に合う可能性の高い人の場合、保険の種類や保険金の制限や保険料が増額されることになります。

また、一定の条件に該当する場合、保険会社が保険金を支払わないという免責特約をつけることもあります。

一方、医学的査定とは、被保険者を「標準体」「標準下体」「謝絶体」の3種類に区別し、保険加入時の参考にします。

標準体とは、過去も現在も病気にかかっていない普通の健康な人であり、標準的な保険料で保険に加入できる状態のことです。

標準下体とは、標準以下の健康状態の人で、通常の契約条件での加入が厳しい状態のことをいいます。この場合、保険金の増額や保険金の削減など、いくつかの特別条件付きで加入が認められる場合があります。

謝絶体とは、加入時すでに健康状態に問題がある場合など、保険加入が拒否される状態をいいます。

謝絶体とは何か

生命保険に申し込むとき健康状態の告知をします。この結果、生命保険会社に「健康状態が芳しくない」と判断されると、

・保険料の割り増し

・保障の減額

・特定部位の不担保(例えば、心臓の病気は保障対象外など)

などの条件がつくことがあります。

最悪の場合は「今回の申し込みは受けられません」と断られることもあります。これを「謝絶」といいます。いったん謝絶となると、その会社の保険には二度と入れなくなります。

がんや脳卒中といった重い病気を患っている人が謝絶体と見られがちですが、胃薬や頭痛薬を常用しているような場合でも謝絶体と判断されることがあります。最近の謝絶体として多いのがうつ病や統合失調症といった精神疾患による心療内科への通院歴です。

精神疾患は通院歴が長く、自殺の可能性も高いため、特に診査が厳しい病気の一つと見られています。過去5年間などの長期間、健康な状態を維持していることを証明することが必要になります。加入を認めるかどうかは、保険会社によって判断が異なります。

このような状況を回避するため、保険契約では告知や診査で偽りを述べるケースも多く、その場合は告知義務違反と呼ばれ、2年以内に保険会社が偽りだと発見すると、保険契約を解除されてしまうことがあります。

身体の状態にあまり自身がないという場合には、複数の保険会社に申し込んでみて、よい条件で審査をパスした保険会社に加入すると方法もあります。 審査の結果、よい条件を出してきた保険会社に加入すれば、ベストでなくともベターな選択ができます。

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