生命保険の見直し|損をしないためにも知っておきたい応用知識とは?
2020/06/21
この記事では人生をさらに豊かにする保険の応用術を紹介します。
民間保険は加入しておけば安心ですが、これによって得られるメリットはそれだけではありません。
より完璧に使いこなし、さらなるメリットを得るために、より発展的な使い方のポイントとは何か気になるところです。
いざというときに損をしないように理解しておきましょう。
生命保険の税金に強くなる
生命保険は、万が一のことがあった場合に残された家族の生活を守る等、社会保障で補いきれない部分をカバーするのに重要な役割を果たします。
生命保険については、保険料の支払いの段階と、保険金等の受取の段階の両方で税金を優遇しています。
保険に加入している方や加入を検討している方は、払い込む保険料についてどのくらい税金が優遇されるか、受け取るお金に税金がどんな形でかかってくるか、必ず確認するようにしましょう。
保険の「転換制度」には注意が必要
生命保険の見直しには、様々な方法があり、転換による保障の見直しもその一つです。
新しい保障内容が多々発売される中、確かに必要な保障もありますが、転換による見直しには、リスクが多いことを十分理解した上で、手続きを行う必要があります。
今まで積み立ててきたものが、転換により消滅してしまい、また一から積み立てを始めなければならなくなります。また、予定利率が下がり、更には不必要な保険料アップが余儀なくされることを知っておく必要があります。
何の疑いもなく保険会社の営業マンに勧める保険への転換をするをすると、思わぬ損をすることを覚えておきましょう。
先進医療特約で押さえるべきポイント
先進医療保障が必要かは、自分が将来なるかもしれない病気と、それが先進医療の対象となるのか、先進医療保障を受けることで安心できるかが、判断材料となります。
先進医療で高額になるのは、一生のうち罹患率が高いがん及び白内障の先進医療で、これらの病気の治療は、保険診療だと痛みを伴う治療が多く、高度で痛みを伴わない治療を選ぶためには高額になるため、先進医療保障が必要になってきます。
また、先進医療の自己負担が年々増加しており、今後も増加が続くと考えられているため、先進医療保障があると安心できます。
一方で、現状、先進医療を利用するといった可能性が低く、その自己負担も貯蓄で賄うといった人は先進医療保障は必要ないといえます。
既に医療保険に加入している人が、先進医療保障を目当てに保険を見直すとなると話は別です。
この辺りを踏まえて、本当に加入するメリットがあるのか、よく考える必要があります。
少額短期保険を上手に活用しよう
少額短期保険の最大のメリットは、手頃な保険料で補償、保障を受けられる点にありますが、掛け金とのバランスも大切です。
また、これまでの生命保険会社では加入することができなかったような人、たとえば、持病や障がいを有する人や外国人なども契約できる保険が多い点も、少額短期保険の大きな特長です。
バラエティに富んだ保険商品が用意されているので、年齢や家族構成、趣味など、ライフスタイルに応じて自分にふさわしい商品を選びたいものですが、少額短期保険のデメリットは生命保険料控除の対象にならない点には注意が必要です。
さらには、生命保険や損害保険のように、会社破綻のリスクに備え、契約者を保護する「保険契約者保護機構」がないことにも注意しましょう。
利率の高いお宝保険は手放さない
高予定利率の契約の「お宝保険」については、色々な人が絶対に解約するなと口を揃えていいます。
解約したらもうこの条件では加入できないので、それは本当のことですが、他にも注意して欲しいのは、お宝保険で更新するタイプで、これを下取りに出して新たな保険に切替することを勧めてくることがあります。
この場合もお宝保険ではなくなるので注意しましょう。
漢字・カタカナ・ひらがな生保の違い
民間の生命保険会社は、大きく分けると、漢字生保、カタカナ生保、ひらがな生保、かんぽ生命、ネット生保の5つに分類されます。
基本的に保険会社は、漢字とカタカナとひらがな、どれが名前の表記に使われているかによって「漢字生保・カタカナ生保・ひらがな生保」に分類可能です。
たとえば、「漢字生保」は、日本生命、第一生命、住友生命、明治安田生命、富国生命、朝日生命、大同生命などの昔からある大手保険会社。
「カタカナ生保」は、メットライフ生命やアメリカンファイミリー生命などの外資系やソニー生命、オリックス生命などがあり、「ひらがな生保」は、東京海上日動あんしん生命、三井住友海上あいおい生命保険などの損害保険会社の子会社の生命保険があります。
まとめ
納得できる保険の加入や見直しは、やはり専門家に相談するのが一番良い方法ですが、都合の良いものだけを勧めてくるのではないかという不安があります。
特に下調べもせずに相談に行くと売りたい商品を勧められるだけに終始して、不満だけが残る結果になりがちです。
自分が納得できる結果を得るには下調べが必要で、そのポイントを知り、専門家に相談することで良い結果を得ることができることを理解しておきましょう。
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今までの保険に加入する方法は生保レディなどの保険会社の販売員から直接セールスを受けて加入したり、ネットで自分で調べて加入するという方法が主流でした。
しかし、現在は保険のプロによるコンサル型の保険サービスが広まっており、家庭環境や収入、現在の保険の支払い状況などをチェックしたうえで、商品を選んで提案してくれるので、メリットが多い保険の買い方として注目されています。
保険について悩んでいる方は、一度保険のプロに相談してみることをオススメします。
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この記事はエーエフコースの記事より転載しています。