保険見直しのポイント|ライフスタイルに合った得する保険の選び方とは?
この記事ではライフスタイルに合った保険の選び方を紹介します。
保険は素人では分かりにくい部分が多く、保険加入後、そのままにしている人が多いのではないでしょうか。
見直しをしようとしても、そのタイミングや考え方など、何から手を付ければよいか悩んでいる人が多いかと思います。
納得できる保険の見直しは、やはり専門家に相談するのが一番良い方法ですが、都合の良いものだけを勧めてくるのではないかという不安があります。
特に下調べもせずに相談に行くと売りたい商品を勧められるだけに終始して、不満だけが残る結果になりがちです。
自分が納得できる結果を得るには下調べが必要で、そのポイントを知り、専門家に相談することで良い結果を得ることができます。
保険を見直すときの注意点空白期間は作らないこと
保険には、満期まで続けることで利益が出るのもありますが、必ずしもそのようなタイプのものばかりではありません。
保険金が用意されていても、それが払い込んだ保険料の総額より安くなることもよくあることです。
そういった保険はその分だけ保険料が割安です。
このタイプの保険を選ぶことで、保障を厚くしたという人も少なくないでしょう。
しかし、これは高齢になると見直しの対象になる保険で、状況が変われば、必要な保障の厚さも保険料による負担の重さも変化するものなのです。
それに合わせて保険も変える必要がありますが、だからといって、いきなり現在の保険を解約して新しい保険に加入するというだけではいけません。
保険を変更する場合、注意すべき点があって、それは保障に空白期間が生まれないようにすることです。
保険料がもったいないと感じるかもしれませんが、見直し前の保険を解約して保障を切ってしまう前に、見直し後の保険による保障が始まるように調整しておく必要があります。
病気やケガはいつ起こるか分からないため、保障に空白期間ができてしまうと、そのタイミングで病気やケガをすると保障が効かず、大変な思いをすることになるかもしれません。
また、健康上の理由などによって、保険の審査で引っ掛かり、加入できなくなる場合もあります。
保障がなくなる危険性を考えると、保険料を惜しんで先に解約してしまうのは危険です。
特に、新しく契約しようとしているものが、がん保険の場合には要注意です。
もともと待機期間が90日設けられているため、契約の申込みをしていても、その期間は保障がありません。
もし、その期間に、がんと診断を受けてしまった場合、がん保険への加入はできません。
公的保険だけを頼りに、高額の治療費がかかるがん治療を受けることになってしまいます。
保険は必要な保障と収支のバランスとみて考える
1.現在加入の保険をチェック
保険の見直しにあたり、まずは、自分が現在加入している保険をチェックしていきます。
現在いくつの保険に加入しているのか、それぞれに特約はどれぐらいついているのかを契約書などから確認します。
以下の表のように、それぞれの保険についてまとめるとよいでしょう。
保険の種類 | 保険の支払額 | |
死亡保障 | 生命保険(終身) | 払込( )歳迄/一生涯の場合は男性85歳、女性90歳 年額( )円×( )年=( )万円 |
生命保険(定期) | 払込( )歳迄 年額( )円×( )年=( )万円 |
|
病気・ケガの保障 | 医療保険 | 払込( )歳迄/一生涯の場合は85歳とする 年額( )円×( )年=( )万円 |
がん保険 | 払込( )歳迄/一生涯の場合は85歳とする 年額( )円×( )年=( )万円 |
|
その他 傷害保険など |
払込( )歳迄/一生涯の場合は85歳とする 年額( )円×( )年=( )万円 |
|
その他 | 払込( )歳迄 年額( )円×( )年=( )万円 |
|
払込( )歳迄 年額( )円×( )年=( )万円 |
||
保険料の総額( )万円 |
2.保険の見直しのタイミング
保険の見直しが必要になる主なタイミングは「結婚」、「子どもの誕生」、「子どもの独立」です。
見直しのポイントは以下の通りです。
(1)結婚
・配偶者のために死亡保障の保険への加入を検討
・共働きの場合は大きな保障額は不要
(2)子どもの誕生
・家族のために死亡保障額の増額を検討
・教育費は死亡保障とは別に準備
(3)子どもの独立
・死亡保障は葬儀代を賄う程度に減額
・年金で支払える程度の保険料が目安
見直しの際の注意点
1.保険料が高くなる
年齢を重ねると保険料の高くなります。
また、健康に不安がある場合、新しい保険に加入できないこともあります。
2.予定利率が下がる
現在の予定利率は過去最低水準のレベルですので、予定利率が高かった時期に契約した貯蓄性の高い終身保険などは解約しないようにしましょう。
3.特約が消滅する
加入中の保険を解約すると、そこに付けていた入院特約などの特約も消滅するので注意が必要です。
4.保障に空白期間が生じる
新たに加入する保険の保障期間の発効後に古い保険を解約しないと、保障のない期間が生じるので注意が必要です。
5.税金に注意
生命保険金は契約者、被保険者、保険金の受取人がそれぞれ誰なのかによって課せられる税金が変わり、税率も変わるので、税金で損しないように事前によく調べて契約するようにしましょう。
まとめ
保険は家族構成の変化や子どもの年齢に応じても必要な保障額が変わりますが、見直しで保険料が割高になったり保障内容が手薄になったりしないように確認が必要です。
見直しのタイミングで、そのとき必要となる保障は何かを考え、そして、それに対応する保険は何か調べます。
このように考えをまとめて専門家に相談すれば、必要となる具体的な保険商品を紹介され、その商品について検討すれば、よい結果を得ることができるでしょう。
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この記事はエーエフコースの記事より転載しています。