病気が再発してまた入院したら入院給付金は受け取れますか?
医療関係特約、医療保険ともに、同じ病気により複数回入院した場合、前回の入院の退院日翌日から180日以内に開始した入院は、1回の入院とみなされます。
例えば、2回の入院で1回の入院とみなされる場合は、前回の入院日数と今回の入院日数を通算して、一入院の限度日数の範囲内で、入院給付金が支払われることになります。なお、一入院の限度日数は、商品によって60日や120日など異なります。
ただし、前回入院の退院日の翌日から180日を経過して再度入院した場合は、別入院となりますので取り扱い方が異なります。また180日以内でも前回とは異なる傷病で入院をした場合には、別の入院として取り扱われます。
※一部商品には異なる病気を原因とした入院であっても、1回の入院とみなす取り扱いがあります。
参考までにがん保険に関してはがんの再発や転移の場合に備えてがん診断給付金が複数回受け取れる商品があります。ただし、いくつかの条件が設定されている場合が多くなっています。
例えば、複数回の診断給付金がでる商品であっても前回の治療終了後2年以上経過していることを条件としている保険会社が多くあります。また保険会社によっては3年や5年後に設定しているところもあります。
がんを患った場合、定期的に検査をするので、がんの再発・転移は2年以内に見つかる確率が高くなります。短い期間で再発の場合には、支払われないことに注意しましょう。
診断給付金は、入院しなくても診断された時点で支払われる商品を選びたいですが、保険商品によっては、初めての診断は入院しなくても支払われるものの、2回目以降は診断だけではなく、治療を目的とした入院が支払い要件となるような商品もありますので、パンフレットなどで確認しましょう。
できることならば、治療終了後から再発まで期間が短く、しかも入院などの付帯要件を伴わないものを選びたいものです。