保険の基礎知識

保険契約の失効と復活

2017/04/10

生命保険を契約した後は、保険料の払込みが必要となります。決められた期日までに継続して保険料を払込みましょう。保険契約が失効しても、生命保険会社の定める期間内にそれまで支払っていなかった分の保険料をまとめて支払えば、失効した保険を復活させることができます。

保険契約の失効について

保険料の払込みの猶予期間を過ぎても保険料の払込みがない状態で、自動振替貸付も行われない場合、保険の契約は失効となります。保険契約が失効すると、失効の日から保険契約の効力が失われ、生命保険会社保険金の支払義務を負わないことになります。

失効すると、保険契約者解約をして解約返戻金を受け取るか、復活の手続きをとるか、いずれかの方法を選択することになります。なお、解約払戻金がある保険であれば解約払戻金を受け取ることができますが、多くの場合、払い込んだ保険料の総額より少ない金額となります。

そして病気になった後では、万が一の時の保険に再度加入出来なくなる可能性もありますので保険の失効には十分に注意するようにしましょう。

保険契約の復活について

保険契約が失効しても、生命保険会社の定める期間内(通常は3年)に、それまで支払っていなかった分の保険料(利息が含まれることもあります)をまとめて支払えば、失効した保険を復活させることができます。

生命保険会社が定める、復活までの期間は、生命保険会社によって異なるため、保険加入時に確認しておきましょう。復活にあたって注意すべき点としては、加入時と同じように、告知書への申告が必要になりことです。

生命保険の失効後に病気になった場合、この復活の手続きの際に告知する必要があり、失効前と同じ条件の保険に戻せない可能性があるので注意しましょう。また、告知義務に違反すれば、契約が解除され、保険金が支払われないことになりますのでこの点も注意しましょう。

復活の際の責任開始時期 責任開始時期は、失効中の延滞保険料が生命保険会社に支払われたとき、または被保険者に関する告知が生命保険会社に対して行われたときのいずれか遅いときからになります。
復活の方法 復活の申込みがあれば、生命保険会社は加入時と同様に告知の手続きを行います。したがって、生命保険会社の指定した医師の診査が必要となる場合があります。
復活ができない場合 保険契約の失効の際、解約返戻金を受け取った場合は復活の手続きを行うことはできません。

可能な限り保険契約の失効を防ぐ

生命保険は、保険料の払込みが止まってしまうと効力を失ってしまいます。復活の制度があるとはいえ、必ずしも復活できるとは限らないので、保険契約を失効させないためには遅くとも払込猶予期間内には保険料の支払いを済ませるようにします。

もし、払込猶予期間を過ぎてしまっても、生命保険会社解約返戻金の範囲内で自動的に保険料を立て替えてくれる自動振替貸付制度があります。これによって保障の継続が可能となりますの利用しましょう。自動振替貸付で振り替えられたお金は、いつでも返済することができます。

しかし、返済しないまま満期を迎えてしまった場合は、契約が失効してしまいますので注意が必要です。

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