保険の基礎知識

保険証券を紛失した場合の対応

保険証券を紛失、破損等となった場合でも、すぐに契約が無効とはならず、保障は継続します。ただし、保険金の受け取り等の手続きの際には、保険証券が必要となりますので、紛失等となった場合には、速やかに生命保険会社に連絡して、保険証券の再発行の手続きを進める必要があります。

保険証券とは

保険証券は保険金額や保険期間などが記載されており、保険契約の成立や契約内容を証明するものです。法律上、保険証券は保険契約者の請求により生命保険会社から交付されるものと定められています。しかし、実際の保険約款では「保険証券が当然に発行、交付される」と定められております。

契約が成立すると、生命保険会社は必ず保険証券を作成し、契約者に交付します。通常は1ヶ月以内に保険証券が送付される。そして、保険金解約返戻金を受け取る時、また契約内容を変更する時には保険証券が必要です。

このように保険証券はとても大切なものなのですが、何故か大切に保管していない人が多くいます。保険証券は、換金性がある「有価証券」と違い、契約内容を示す「証拠証券」に分類されます。売買契約書などと同じ扱いです。

そして、両者の違いは、再発行できるかどうか。保険証券は紛失しても再発行可能なのです。このことが管理を疎かにしてしまう一番の理由であると思います。

保険証券 証拠証券 保険証券とは、被保険者にとって保険契約の成立とその内容を証明するもので、証拠証券と呼ばれています。
免責証券 生命保険会社にとって、保険証券と引き換えに保険金が支払われるものですから、保険金支払い義務の迅速・確実な履行の面において重要な機能を有するものです。

手形・小切手との違い

手形、小切手は権利の譲渡および行使に証券が必要な有価証券です。しかし、それに対して、保険証券は保険契約上の権利の譲渡および行使に必ずしも必要なものではありません。保険約款には、保険金は保険証券と引き換えに支払うと定められているのが一般です。

しかし、保険証券は手形、小切手のように証券がなければ請求できないというものではありません。保険契約の成立と内容を証明するものですから、保険証券をなくしてしまっても、生命保険会社で保険契約の成立および内容が確認できれば問題はありません。

保険証券を紛失等した場合の対処方法

1.保険事故発生前に紛失した場合

生命保険会社に連絡して、必要な書類(再発行請求書・本人確認書類など)を用意すれば、2週間程度で再発行完了となります。再発行後は再発行前の保険証券は無効となりますので、万が一見つかった場合には再発行前の保険証券を破棄する必要があります。

2.保険事故発生後に紛失した場合

生命保険会社被保険者の生年月日、名前を連絡して、保険契約の成立と内容を確認してもらうことになります。生命保険会社は、上記の確認が出来次第、手続きに必要な書類(請求書類や用紙など)を送ります。必要書類を提出して手続完了です。

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