生命保険に加入するときのチェックポイント
2017/04/18
自分のライフスタイルで何を大事に考えているのか、実現したいことは何かをはっきりさせることで、人生のどのタイミングでどのくらいの金額が必要になるか、それにはどんな保険加入を検討すれば良いかが分かります。
生命保険に加入するときのポイント
生命保険は年金や健康保険などの公的保険や預貯金などによる保障では十分でない部分を補ったり、カバーできない部分を保障するために個人や団体で加入する保険です。厳しい経済情勢のなかで予定利率の引き下げが続き、家計を見直す一つとして生命保険の見直しがあります。
保険加入の目的を点検することで、どのような保険が必要か分かります。
1.必要な保障内容、保証期間、保証額を考える
「夫が死亡したときの遺族の生活保障」等、保険の加入目的がはっきりしないと、必要以上に保険金を設定して多額の保険料を支払うことになったり、必要のない特約のために無駄な保険料を支払うことになります。
2.公的保険との役割分担をはっきりさせる
老後の保障として老齢年金があり、万が一の場合や障害を負った場合には遺族年金や障害年金があります。また、病気・ケガなどで入院する場合、健康保険によって自己負担は3割に抑えられ、高額療養費について負担を軽減するしくみもあります。
3.必要な保障内容と関係のない加入はやめる
「親戚が生命保険会社に就職して営業協力のため加入」、「税金が減るために加入」などといった不純な目的での加入はやめましょう。
4.保険の種類は保障の目的から決める
節税のための保険加入は税金が減ることになりますが、結局は所得や財産が減ることにもなります。不純な目的での保険加入は後悔のもとです。
5.必要ない保険金のために無駄に保険料を支払うのは考えもの
公的保険や預貯金など、生命保険以外から補てんされる金額分の保険金は必要ないのでその分を考慮して保険金額を決めましょう。
6.現在の生活を第一に考える
毎月支払う保険料が現在の家計から見て預金ができないほど負担が大きくなっていないか確認しましょう。
7.受取人によって税金が異なる
生命保険の受取人によって、保険金にかかる税金が異なるので注意が必要です。
8.家族や保険に詳しい第三者に相談して加入を決める
生命保険会社の営業員との相談のみで保険加入を決めることはせずに、利益を得る生命保険会社関係者以外の人(家族や生命保険に詳しい第三者)に相談してから加入を決めましょう。
失敗しない保険選びのために
上記のポイントをチェックして問題が無ければ、適合する保険商品のパンフレットなどを複数取り寄せて、比較検討します。生命保険会社の中には保険料などが手軽にシミュレーションできるところもあります。
保険商品が2~3つに絞ることができたら、保険ショップでアドバイスを受けることをおすすめします。訪問する前に保険商品の不明な点などを質問リストとして作成して、保険のプロにいろいろと聞いてみると良いでしょう。