生命保険の専門用語
2017/04/19
生命保険の理解に必要不可欠な専門用語を、正しく理解しましょう。用語集にもありますが、ここでは保険契約に関する代表的な用語について解説します。
生命保険の専門用語
1.保険契約
保険関係を設定するために、保険契約者と保険者 (生命保険会社) との間で締結する契約のことです。生命保険会社が保険契約者から保険料を受取り、契約上で定められた保険事故が起きたときに保険金を支払うことを契約の内容としてます。
2.保険契約者
保険契約者とは、保険契約の当事者として保険者と契約を締結し、保険料の支払義務を負う人のことです。
3.保険者
保険者とは、契約の対象となっている危険を引き受け、保険契約者から保険料を集め、保険制度の管理運営を行ない、保険事故が発生した場合に保険金の支払義務を負う人のことです。
4.被保険者
被保険者とは、その人の生死が保険事故とされる人、つまり保険加入者のことです。被保険者には、その人が保険契約者自身である場合と、保険契約者とは別人である場合があります。
後者の場合においては、被保険者以外の人を保険金受取人として指定する場合、保険金をめぐる犯罪を防ぐ目的で、被保険者の同意を必要としています。
5.保険金受取人
保険金受取人とは、保険事故が発生した場合には保険金の支払先として保険契約者が指定した人のことです。保険契約者自身が保険金受取人になる場合と保険契約者以外の人が保険金受取人になる場合があります。また、保険金受取人が2人以上であっても構いません。
保険金受取人の指定や変更は、原則として保険契約者の自由です。
6.保険事故
保険事故とは、保険金の支払いの条件となる事実です。被保険者が死亡、ケガをしたときや、保険契約が満期になったときなどがこれに該当します。
7.保険期間
保険期間とは、保険事故が発生した場合に保険金の支払いが保険者によって保障されている期間のことです。保険期間の途中で解約したり、期間満了時に更新することもあります。
8.保険料
保険料とは、保険契約の一方の当事者である保険契約者が、保険契約に基づいて保険者 (生命保険会社) に支払う金銭を指します。保険料は純保険料の部分と付加保険料の部分から構成されます。
前者はそれが集積されて保険資金を形成し、その中から所定の保険事故が発生した場合に保険金として支払われるもの、後者は保険事業を経営するに必要な人件費などの事業費にあてられるもので、純保険料に一定の比率を乗じて算出されます。
9.保険金
保険金とは、被保険者の死亡、高度障害、満期などのとき生命保険会社から保険金受取人に支払われるお金のことで、それぞれ死亡保険金、高度障害保険金、満期保険金といいます。
10.保険金額
保険金額とは、保険契約において、契約当事者が保険者の給付すべき金額またはその最高限度について約定する金額を指します。保険契約者の支払うべき保険料の額も,この保険金額に応じて定まるのが通例となります。