保険コラム

保険不要の人生は可能か?|本当に必要なのかもう一度考えてみよう!

この記事では保険が本当に必要なときはどんな場合なのか、その考え方を紹介します。

内容をよく知らないのに保険会社から勧められるままに選んだ保険に加入した後、しばらくして、本当に必要だったのか疑問に思っているようなことはありませんか?

その疑問を少しでも解決するために保険の必要性を理解していきましょう。

無駄な保険を削減でき、場合によっては保険不要にすることができるかもしれません。

無駄な保険とはどんなものなのか?

保険に加入するのは、いざというときにお金が必要になったときのための備えです。

たとえば、現在1,000万円の貯蓄があったとして、ケガで入院したときの入院費用が10万円ほどかかる想定したとき、この備えに毎月2,000円支払って保険に加入しますか?

もちろん、この場合は十分な貯蓄があるのですから、ケガで入院したとしてもお金は足ります。

保険に加入してすぐに入院すれば金額的には得することはありますが、入院するような事態になることはそう多くありません。

統計学的に、支払った保険料より多くの保険金を受け取ることはできないように保険料が設定されているので、ほとんどの人は損をします。

保険は不要と考えるのは貯蓄で十分に賄える可能性が高いからです。

無駄な保険とはこのような状況にも関わらず、保険に加入することを指します。

自分で賄える費用に対しては保険で備える必要はなく、自分で賄えない費用に対して保険で備える必要があるということになります。

公的保険の有効活用

小さな子どもがいる家庭の場合、大黒柱の万が一のリスクに対して生命保険へ加入する必要性は高いでしょう。

これらは自分では賄いきれない金額が必要になりますから、こういったときのためにそれに見合った保険へ加入すれば良いということです。

しかし、公的保障として「遺族年金」という制度があり、子どもが18歳になるまでは国から年間およそ100万円が受けとれます。

厚生年金の加入者はさらに上乗せ分がありますが、受給額は人によって異なるので、遺族年金がいくら受け取れるのかを知っておくと、保険料を無駄に支払う必要はなくなります。

また、自宅の購入時に団体信用生命保険へ加入した場合、残りのローンは返済する必要がなくなるため、毎月の生活費も大きく削減されます。

このように調べていくと、意外と生命保険で備えなければならない金額は多くはならないかもしれません。

貯蓄と保険はどのように考えればよいか

生命保険では掛け捨て型より貯蓄型が人気がありますが、貯蓄と保険は切り離して考える必要があります。

貯蓄型は満期になれば支払った金額より多くの返戻金が受けとれますが、満期までの期間長いため、家計に余裕がある場合に限定して利用するとよいでしょう。

銀行預金よりもやや有利な貯蓄型保険を活用することで、必要な資金を貯めていくこともできます。

保険でカバーする保障(補償)と、貯蓄に回せる部分をクリアにし、それぞれの家庭に最適な保険をピックアップしていきましょう。

保険と貯蓄、それぞれのメリットを充分に活かすような工夫をするとよいでしょう。

どちらかに特化せず2つを併用してリスクを最小限にとどめる方法がオススメです。

まとめ

保険は相互扶助の制度であり、自分に必要な保険は時期によって異なります。

自分で費用が準備できるものは基本的に保険は必要ありません。

自分で用意できない費用について考えれば、必要な保険が分かります。

保険について何も知らないまま契約するのは、無駄に保険料を支払うことになりかねません。

ある程度の知識を持って保険のプロに確認すれば、必要な保険が分かります。

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この記事はエーエフコースの記事より転載しています。

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