保険加入の際に必要な考え方とは?|民間保険の活用でお得に加入する方法
この記事ではお得に保険に加入する方法を紹介します。
保険は素人では分かりにくい部分が多く、どのように選べばよいのか分からないという人が多いのではないでしょうか。
ライフライフに合った、得する保険の入り方を知るにはどうすればよいか。
納得できる保険の加入は、やはり専門家に相談するのが一番良い方法ですが、都合の良いものだけを勧めてくるのではないかという不安があります。
特に下調べもせずに相談に行くと売りたい商品を勧められるだけに終始して、不満だけが残る結果になりがちです。
自分が納得できる結果を得るには下調べが必要で、そのポイントを知り、専門家に相談することで良い結果を得ることができます。
保険のビジネスモデル
生命保険を例にとれば、生命保険は大勢の加入者があらかじめ保険料を負担しあい、もしものことが現実に起きたときに給付を受けるしくみです。
保障の対象は死亡や病気、ケガ、介護、教育資金、老後の生活資金などが主なものですが、保険会社各社は、様々な顧客のタイプやライフステージのニーズをとらえて保険商品を開発し、加入者を獲得するように競争しています。
また、保険契約は長期間に渡るものがほとんどであり、解約を防止したり、ライフステージの変化に合った保険の見直しを勧めたりという、契約を維持するための活動も重要です。
そして被保険者が万が一の事態になったとき、迅速に給付金を受取人に支払うことも重要な役割なのです。
生命保険会社の収益源は、死差益・費差益・利差益の3つあります。
死差益は予定死亡率をもとにした見積りより支払った保険金が少ないと出る利益、費差益は事業費が予定事業費率で見積もった経費よりも少なかったら出る利益、利差益は運用が予定利率より高い利回りを達成すると出る利益です。
予定死亡率と予定事業費率を下げてくれると保険料はもっと安くなりますが、会社の利益を出すためには、そう簡単に下げることはできないようです。
保険の見直しのポイントとは?
今の保険の保障内容を確認します。チェックポイントは以下の4点です。
- 死亡保障の保障金額
- 医療保障の保障金額
- その他の保障内容と保障金額
- 上記の保険について、その保証期間と保険料(更新前・更新後)
次に必要な保障額を把握します。性別、未婚か既婚か、職業、扶養の必要のある子どもの人数、住まいは持家か賃貸か、貯蓄はどれくらいあるか、など各人の状況で異なります。
保障額を確認したところで、加入している保険の保障額と、必要な保障額の過不足をチェックします。
また、保障の内容に不満がないかもチェックしましょう。
保険の知識があまりない人にとってはかなりハードな確認作業になりますので、保険のプロに相談するとよいでしょう。
併せて公的保険が利用できるか確認します。
公的保険の利用で保険料の節約につながります。
保険は家族構成の変化や子どもの年齢に応じても必要な保障額が変わりますが、見直しで保険料が割高になったり保障内容が手薄になったりしないように確認が必要です。
見直しのタイミングで、そのとき必要となる保障は何かを考え、そして、それに対応する保険は何か調べるとよいでしょう。
保険の選び方はどのようにすればよいか?
生命保険に加入する際に大切なことは、現状や将来の希望を確認し、「誰のために必要な保障が、いつまで、どのくらい必要か」を考え、必要保障額を算出した上で、保険商品を選ぶことです。
まず考えたいのが、何のために保険に入りたいのかということです。
保険は私たちが生活するなかで見舞われるアクシデントに備えるもので、備える内容によって、選択する商品の種類が異なってきます。
生命保険にはおもに3つの種類があります。
万が一亡くなったときに備える死亡保障、病気やけがをしたときに備える医療保障、お金が必要なときに備える貯蓄型の保険です。
このうち、ご自身やご家族が何にに備えたいのかを考えてみましょう。
保険の選び方は、年齢、どの保険のタイプ、求める保障内容、保険の対象となる人(被保険者)、保険金・給付金を受け取る人(受取人)の年齢や収入、今後の支出の見通しなどによって異なります。
まずは求める保障を確認して、その後保険商品について調べていきましょう。
現実的に支払える額の多寡も、個人の事情で変わってきますので、実際には、一人一人が、慎重に検討すべきです。
まとめ
生命保険は医療保険や貯蓄型保険のように自分のための保険もあれば、死亡保険のように家族(遺族)のための保険もあります。
それぞれの世帯の状況や構成によって、必要な保障は異なります。
その時点で適切な保険に加入していたとしても、年齢とともに世帯の状況や構成が変われば、必要な保障も変わってきます。
検討すべきポイントの洗い出し、活用できる公的制度の知識、必要保障額などの算出は保険の専門家を活用した方が、速くて正確です。
考えをまとめて専門家に相談すれば、必要となる具体的な保険商品を紹介され、その商品について検討すれば、よい結果を得ることができるでしょう。
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この記事はエーエフコースの記事より転載しています。