保険商品選定ポイント【介護保険】
2017/05/17
給付条件の違い、受け取り方の違い、しっかり見極めて選ぼう
長生きのリスクに備える
介護保障で優先したい条件は何か見極め選ぶのがコツです。貯蓄性か、一生涯保障か、一時金か、保険料の安さか?商品の違いをしっかりと見極めましょう。
給付条件も受け取り方も商品によって全く違う
世界一の長寿国の日本において、今や、死亡や病気のリスク以上に、長生きのリスクの方が問題という時代になりました。そのため、民間の介護保険も、今後さらなる商品開発が進む可能性が高いです。
現在、民間保険会社で販売している介護保険を見比べると、給付金を受け取る条件や受け取り方法など、そのしくみは商品によってさまざまに異なります。
給付条件については、例えば、要介護2以上、あるいは要介護4以上というように公的介護保険制度の認定と連動しているものと、生命保険会社独自の認定条件を設けているところもあります。
また、給付内容も一時金を支払うタイプと年金形式で一生涯支払うタイプ、さらに死亡保障が有るものと無いもの、掛け捨て商品と貯蓄性を兼ね備えた商品などが混在しており、比較検討がし難い状況です。プロのアドバイスをもらって選びましょう。
介護保険を選ぶ時のコツは、どの要件を優先するかという点にあります。一生涯保障か、同時に老後資金を貯められるタイプか、あるいはなるべく保険料を安くするかなど、自分なりの優先順位をつけて違いをよく見極めて選ぶことが大切です。
商品によって給付条件も受取方法が全く異なる
長寿世界一の日本において、介護保険のニーズは高まる一方のはずなのですが、民間の生命保険会社で販売している介護保険を見比べてみていると、給付金を受け取る条件など、そのしくみが商品によってあまりに違い過ぎて、非常にわかりにくいという欠点があります。
ランクインしている商品も全部が異なる特徴を持っています。たとえば、給付条件については、要介護2以上、あるいは要介護4以上というように公的介護保険制度の認定と連動しているものと、生命保険会社独自の認定条件を設けているところもあります。
また、給付内容も一時金を支払うタイプと年金形式で一生涯支払うタイプ、死亡保障があるものとないもの、掛け捨て商品と貯蓄性を兼ねた商品など、一律性がありません。そのため、介護保険を選ぶポイントは、どの要件を優先するかということをまずは決めてしまうのがコツでしょう。
介護保険の違いを見極めるポイント
介護保険金受取条件 | 要介護2以上、4以上など生命保険会社独自の認定条件など商品により異なります。 |
給付内容 | 一時金が支払われるものと、年金形式で一生涯支払うものがあります。 |
貯蓄性 | 保険料は安い掛け捨てタイプと、一部貯蓄となるもの、また、貯蓄性が高いものなど、複数あります。 |
その他 | 死亡保障の有無、払込免除の有無など商品により特徴があります。 |
これらのそれぞれの違いをよく見極めて選ぶことが基本になりますが、難易度が高くなるため、プロのアドバイスを受けて選ぶのがよいでしょう。